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細型管玉 [弥生時代]

現在調査中の前中西遺跡第3号礫床木棺墓(弥生時代)から出土した管玉です。
↓は、長さ16mm径2㎜程の大きさで、材質は鉄石英(碧玉)と思われます。
kudatamaaka.jpg
↓は、長さ15mm、径2㎜程の大きさで、材質は緑色凝灰岩と思われます。
kudatamaao.jpg
小さいものなので、1cmまで接写のできるデジタルカメラで撮影してみましたが中々うまく撮れないため、Scannerで1200dpiの解像度にて読み込んでみました。
第1号礫床木棺墓からは、43点中10点が鉄石英製、33点が緑色凝灰岩製となっており、第3号礫床木棺墓からは、117点中40点が鉄石英製、77点が緑色凝灰岩製となっています。
これらの管玉は、細型管玉と呼ばれ、弥生時代中期に佐渡において製作されたもので、佐渡における該期の遺跡は、全て玉作遺跡とされるほどの大量生産地です。径1㎜に満たない穴の穿孔は、輝石安山岩製の石針が使用されたことが、新穂村平田遺跡等の発掘調査で確認されています。

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