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立野古墳群第2号墳前庭部 [整理作業]

立野古墳群第2号墳の羨道部から前庭部に敷かれている礫は、2層確認されています。下部の敷石は、古墳築造時の7世紀前半のもので、拳大の礫を敷き詰めています。一方、5cm程の間層を挟んで確認される上部の敷石は、やや大型です。敷石間には間層を挟むことから時期差があると判断され、上部敷石からは何らかの祭祀に用いられたと推測される10世紀代の須恵器の碗が出土しています。
29-2.jpg
重ね合わせた平面図は↓です。赤線が下部の敷石で、黒線が上部の敷石です。
zennteibusikiisi.jpg
上下の敷石には300年ほどの時間差があり、10世紀の平安時代にも、この古墳が墳墓として認識され、機能していたようです。
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