喰出鐔:はみだしつば:Sword Guard [古墳時代]
3月に刊行予定の立野古墳群第2号墳出土遺物を紹介します。
石室内から副葬品として出土した金銅製の「喰出鐔」です。
倒卵形の幅の狭い金具をつけた物で、柄から僅かに食み出すので「喰出鐔」と呼ばれています
「鐔」とは刀の拵えの金具の一つで、刀で戦う場合に、刀を握る手の拳を防御するために柄と刀身との間に嵌める物で、刀の中心が中央を貫通するので柄に嵌めるため鐔の表裏に「切羽」という薄い金属を当てています。俗に、物事が差し迫ってどうにも身動きが取れない状態を「切羽詰まる」と言う表現をしますが、切羽が詰まると刀が抜けなくなることがその語源となっています。
↓がその出土状態です。赤い矢印が喰出鐔です。
石室内から副葬品として出土した金銅製の「喰出鐔」です。
倒卵形の幅の狭い金具をつけた物で、柄から僅かに食み出すので「喰出鐔」と呼ばれています
「鐔」とは刀の拵えの金具の一つで、刀で戦う場合に、刀を握る手の拳を防御するために柄と刀身との間に嵌める物で、刀の中心が中央を貫通するので柄に嵌めるため鐔の表裏に「切羽」という薄い金属を当てています。俗に、物事が差し迫ってどうにも身動きが取れない状態を「切羽詰まる」と言う表現をしますが、切羽が詰まると刀が抜けなくなることがその語源となっています。
↓がその出土状態です。赤い矢印が喰出鐔です。
2013-02-04 20:10
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