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中世石造物調査 [中世]

市史編さん事業にともなう中世石造物調査を行いました。
本日は、上之地区の2つの寺院を、2班に分かれて調査しました。
↓は、曹洞宗寺院の泰蔵院での調査風景で、五輪塔・宝篋印塔の部材を調査カードに記入しているところです。
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この寺院の山門脇には「禁葷酒(きんくんしゅ)」と彫られた戒壇石(かいだんせき)が建てられています。臭いが強い野菜(ねぎ・にら・にんにく等)は他人を苦しめると共に自分の修行を妨げ、酒は心を乱すので、これらを口にした者は清浄な寺内に立ち入ることを許さない、またはそれらの物を持ち込むのを禁止するという意味です。
IMGP3086.jpg
この戒壇石、裏から見ると実は板碑で、改刻されたものです。
IMGP3094.jpg
この板碑は念仏結集板碑で、嘉暦三年(1328)の紀年銘と光明真言が彫られています。
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