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判ノ木山西式土器2 [縄文時代]

萩山遺跡出土土器の中で、縄文時代早期条痕文系土器と思って分類していた土器片ですが、良く観察すると、貝殻による条痕と思っていた器面成形が、半截竹管状工具を束ねたもので施文した条線文であることが判ります。
IMGP3007.jpg
この土器は、7月24日に紹介した判ノ木山西式土器に比定されると思われます。ちょっと写真では判りづらいのですが、二条の垂下する条線に向って左右より綾杉状に条線を施文しています。これは、「有軸綾杉文」と呼ばれる文様で、判ノ木山西式土器にみられる特徴的な文様の一つです。
ちなみに、同時期の貝殻条痕文の施文された子母口式土器は↓です。器面にアナダラ属の二枚貝を用いて調整を加えたもので、明らかに施文具が異なることが判ります。
IMGP3003.jpg
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