熊谷うちわ祭 神事のみの開催 [民俗]
愛宕八坂神社での渡御発輿祭
自動車で運ばれる御輿
行宮での渡御着輿祭
令和3年熊谷うちわ祭(熊谷市指定無形民俗文化財「熊谷八坂神社祭礼行事」は、コロナ禍を受けて神事のみの開催として、例年どおり7月20日から22日の日程で行われています。猛暑となった初日には神輿渡御の開始と祭礼全体の無事、人々の安寧を願う「渡御発輿祭」と、行宮(御仮屋)へ神輿が到着した際の「渡御着輿祭」などが関係者のみで執り行われました。御輿渡御も通常では若衆による担ぎ手が躍動的に街中を往来しますが、今年は自動車に載せて運搬するというものでした。昨年と異なり行宮は設置されましたが、コロナ禍が過ぎ去り、安全無事で絢爛豪華な山車屋台が行き交い叩き合う熊谷うちわ祭が開催されることを願っています。そして、今年の祭礼ではもちろん疫病退散の願いが込められています。