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ムサシトミヨ生息個体数調査 [記念物]

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個体数調査の様子

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捕獲されたムサシトミヨ

 2月3日・4日の日程で、熊谷市久下・佐谷田地区に所在する埼玉県指定天然記念物「元荒川ムサシトミヨ生息地」を含む元荒川及び周辺水路においてムサシトミヨの生息数を確認する5年に1回の個体数調査が行われています。本日は生息域から下流の位置から10メートルごとにエリア化し、そのうちの12か所を2グループ体制の各5人で水路に入り、捕獲調査しました。調査では、ムサシトミヨなどの生息淡水魚などを10分から20分の時間を分けて捕獲し、その数を基本数として現状での生息数を統計的に算出する方法を採用しています。捕獲した魚はアメリカザリガニを除き再び元荒川に放流しました。また天然記念物区間での調査は、人間の水中立ち入りによる調査であることから、文化財の現状変更の許可を受けた上で実施されます。
 ムサシトミヨにとって良好な環境の維持は大変難しいもので、世界で熊谷にしか生息が確認されていません。熊谷においても長年の努力を継続しながら、ムサシトミヨの保護を進めています。個体数調査は、こうした取り組みの成果や課題を確認するための意味があり、今後の施策に反映させる指針になると考えられます。明日の調査も含めた結果が今後公表されます。その際は文化財保護の立場からも情報共有できたらと考えています。



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