刈払機取扱作業者に対する安全衛生教育について [記念物]

除草作業後の埼玉県指定文化財天然記念物「元荒川ムサシトミヨ生息地」上流

「元荒川ムサシトミヨ生息地」下流
平成12年2月16日付基発第66号「刈払機取扱作業者に対する安全衛生教育について」及び「刈払機取扱作業者に対する安全衛生教育実施要領」により、刈払機作業の安全を確保し、かつ、刈払機取扱作業者に対する振動障害を防止すること等を目的とした講習が各都道府県の関連団体の主催で開催されています。また、これを修了していないと、国、地方公共団体等発注の道路維持委託業務、河川維持委託業務等の刈払い作業を請負うことはできないとされています。
なお、この資格は、対価を受け取る業務として以上の作業を請け負う場合に必要となる規定があります。農家などが個人の敷地内の雑草を刈るような場合は、この資格を有していなくても刈払機を使った作業はできるとされていますが、点検・整備方法や振動障害に関する講習もあり、資格を有することが望ましいとして当該講習に対する啓発が進められています。
文化財の中でも林野を含む記念物指定地域などの管理には、刈払機による除草が多く行われており、文化財保護の観点からも関連性の高い資格講習であるといえます。
埼玉県については一般社団法人埼玉県木材協会及び林業・木材製造業労働災害防止協会が講習の開催を周知しています。詳細は以下の連絡先までご確認ください。
林業・木材製造業労働災害防止協会(林災防) 埼玉県支部
〒330-0063さいたま市浦和区高砂1-14-13
埼玉県林材会館4階
TEL:048-822-2569
FAX:048-824-0720
講演会「みんなで守る!天然記念物」 [展示]
9月26日(土)、埼玉県立自然の博物館にて講演会「みんなで守る!天然記念物」が行われました。大正時代に天然記念物の保護制度ができてから今年で100年になります。現在、同館では特別展「埼玉記念物100年ー埼玉の天然記念物ってどう思いますか?ー」が開催されています。講演会では、文化庁や県文化資源課の職員、現地で天然記念物の保護活動を行っている保存会の方々より、天然記念物の指定から現地での取り組みの様子まで、非常に幅広いお話を聞くことができました。

当日プログラム
10:00~10:20 「展示解説」
埼玉県立自然の博物館 学芸員 須田大樹氏
10:30~11:15 「どうやって指定されるの?天然記念物のヒミツ」
文化庁文化財第二課 文部科学技官 柴田伊廣氏
11:15~12:00 「古秩父湾指定の舞台裏」
埼玉県教育局文化資源課 主任 北川博道氏
13:00~13:30 「宝蔵寺沼ムジナモ自生地の成り立ちとムジナモの自生状況」
羽生市ムジナモ保存会 会長 尾花幸男氏
13:30~14:00 「ムサシトミヨがすめる環境を未来へ」
熊谷市ムサシトミヨをまもる会 会長 江守和枝氏
14:00~14:30 「天然記念物(樹木)の保護の実務」
株式会社渋谷造園土木 樹木医 藤野高史氏
当市からは、ムサシトミヨをまもる会の会長 江守和枝氏が講師としてご出席され、これまでの保護活動の取り組みや現状、これからの課題についてご教授いただきました。会場では、まもる会の方々により、実際にムサシトミヨの入った水槽が用意され、多くの参加者がムサシトミヨが泳ぐ様子を興味深く見ていました。


このほか展示室では、剥製や標本を見ながら埼玉県内の天然記念物について楽しく学ぶことができます。特別展「埼玉記念物100年ー埼玉の天然記念物ってどう思いますか?ー」は、令和3年2月28日まで開催されています。秩父・長瀞方面にお出かけの際は、埼玉県立自然の博物館に是非お立ち寄りください。
【うれしいお知らせ】
本日、当ブログの訪問者数が150万人を突破しました!日ごろより、当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます!これからも、地道に身近な文化財情報について皆様にお届けしていきたいと思います。今後とも「熊谷市文化財日記」をよろしくお願いいたします。

当日プログラム
10:00~10:20 「展示解説」
埼玉県立自然の博物館 学芸員 須田大樹氏
10:30~11:15 「どうやって指定されるの?天然記念物のヒミツ」
文化庁文化財第二課 文部科学技官 柴田伊廣氏
11:15~12:00 「古秩父湾指定の舞台裏」
埼玉県教育局文化資源課 主任 北川博道氏
13:00~13:30 「宝蔵寺沼ムジナモ自生地の成り立ちとムジナモの自生状況」
羽生市ムジナモ保存会 会長 尾花幸男氏
13:30~14:00 「ムサシトミヨがすめる環境を未来へ」
熊谷市ムサシトミヨをまもる会 会長 江守和枝氏
14:00~14:30 「天然記念物(樹木)の保護の実務」
株式会社渋谷造園土木 樹木医 藤野高史氏
当市からは、ムサシトミヨをまもる会の会長 江守和枝氏が講師としてご出席され、これまでの保護活動の取り組みや現状、これからの課題についてご教授いただきました。会場では、まもる会の方々により、実際にムサシトミヨの入った水槽が用意され、多くの参加者がムサシトミヨが泳ぐ様子を興味深く見ていました。


このほか展示室では、剥製や標本を見ながら埼玉県内の天然記念物について楽しく学ぶことができます。特別展「埼玉記念物100年ー埼玉の天然記念物ってどう思いますか?ー」は、令和3年2月28日まで開催されています。秩父・長瀞方面にお出かけの際は、埼玉県立自然の博物館に是非お立ち寄りください。
【うれしいお知らせ】
本日、当ブログの訪問者数が150万人を突破しました!日ごろより、当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます!これからも、地道に身近な文化財情報について皆様にお届けしていきたいと思います。今後とも「熊谷市文化財日記」をよろしくお願いいたします。
庄司紗矢香 Synesthesia/Bartók in Paris [展示]


9月29日、世界で活躍するヴァイオリニストの庄司紗矢香さんが、ヴァイオリン演奏と庄司さん自らが制作された映像作品を並行して上映する演奏会「Synesthesia/Bartok」がフランス・パリの日本文化会館で開催されます。
庄司さんからのメッセージを以下に転載します。
Here we go!
On 29 September, you will see the premier of Sayaka’s experimental video work: Synesthesia/Bartok in Paris.
“Synesthesia” is the project which Sayaka Shoji has been working since 2007 in order to make her internal musical image into a visible form. Since 2013, Sayaka has been making the video all by herself i.e. filming and editing.
Synesthesia/Bartok is the new work she has created on Bartok’s Sonata No.1 for Violin and Piano, which will be performed live and projected @ Maison du Japon, Paris with French-Hungarian pianist, Suzana Bartal.
Programme
![[ダイヤ]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/82.gif)
![[ダイヤ]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/82.gif)
https://www.mcjp.fr/fr/agenda/synesthesia
* La jauge maximale de la Grande salle est de 150 place
Sayaka Shoji
概訳としては、庄司さんは2007年から演奏する音楽から連想されるイメージを形のあるものとして描く試みを始めており、2013年からその動きの中で映像作品を制作し始めたそうです。そして、今回は作曲家バルトークのヴァイオリンソナタ第1番にその作品を投影させ、演奏会形式で発表するという貴重な機会となります。演奏会ではブラームスのヴァイオリンソナタ第1番も演奏されます。
現在も世界的なコロナ禍であり、実際のパリでの演奏会で鑑賞することは難しいですが、いずれ映像として見ることができると思います。庄司さんが制作した映像の一端を上段に紹介しました。
https://www.mcjp.fr/fr/agenda/synesthesia
そして、演奏会を前にしての庄司紗矢香さんからのコメント(フランス語)も配信されています。
遠いパリの地ですが、音楽と映像作品の融合という、新たな挑戦に想いを馳せながら。
荻野吟子生家長屋門 [建造物]
日本の女医第一号として知られる荻野吟子は、利根川に近い熊谷市俵瀬に生まれました。俵瀬には、吟子に関連する資料を展示した記念館と史跡公園が整備されています。この記念館のモチーフとなったのが、吟子の生家にあった長屋門です。利根川を挟んですぐ隣りの群馬県千代田町には、荻野吟子生家の長屋門が移築されています。
熊谷から利根川の向こう側には、赤岩渡船場から渡し船に乗っていきます。

千代田町の渡船場から、徒歩5分ほどで、長屋門が移築されている光恩寺にたどり着きます。
山門をくぐると正面に本堂、右手に長屋門があります。長屋門は、明治時代に光恩寺に移築されました。平成11年に国の登録有形文化財に指定され、平成13年から15年にかけて保存修理工事が行われています。

すぐそばには、長屋門の復元を記念して建てられた吟子像が建っています。

光恩寺には、このほかにも多くの文化財が残されています。

「地蔵菩薩板碑」日本最古の地蔵板碑のひとつで県指定重要文化財となっています。

本堂脇の庫裏は、長屋門と同じく平成11年に国の登録有形文化財となっています。
奥に進むと、県指定重要文化財「阿弥陀三尊像」が安置されている阿弥陀堂や町指定重要文化財の鐘楼を見ることができます。

境内に、季節外れの桜が咲いていました。秋から冬にかけて開花する十月桜のようです。夏も終わり、涼しく過ごしやすい季節になってきました。ちょっとしたお出かけに身近な文化財に触れてみてはいかがでしょうか。
熊谷から利根川の向こう側には、赤岩渡船場から渡し船に乗っていきます。

千代田町の渡船場から、徒歩5分ほどで、長屋門が移築されている光恩寺にたどり着きます。
山門をくぐると正面に本堂、右手に長屋門があります。長屋門は、明治時代に光恩寺に移築されました。平成11年に国の登録有形文化財に指定され、平成13年から15年にかけて保存修理工事が行われています。

すぐそばには、長屋門の復元を記念して建てられた吟子像が建っています。

光恩寺には、このほかにも多くの文化財が残されています。

「地蔵菩薩板碑」日本最古の地蔵板碑のひとつで県指定重要文化財となっています。

本堂脇の庫裏は、長屋門と同じく平成11年に国の登録有形文化財となっています。
奥に進むと、県指定重要文化財「阿弥陀三尊像」が安置されている阿弥陀堂や町指定重要文化財の鐘楼を見ることができます。

境内に、季節外れの桜が咲いていました。秋から冬にかけて開花する十月桜のようです。夏も終わり、涼しく過ごしやすい季節になってきました。ちょっとしたお出かけに身近な文化財に触れてみてはいかがでしょうか。
熊谷市立奈良小学校展示 山下仙之助『集福寺』 [絵画史]
.jpg)
熊谷市立奈良小学校の玄関に1枚の絵画が展示されています。
地元の奈良出身の画家、山下仙之助が描いた『集福寺』です。
奈良小学校から徒歩5分の場所に位置する集福寺の境内を描いた油彩です。
この寺は旧来は七堂伽藍と呼ばれる境内の建造物の形式で建立され、
現在もその一部を除く配置が維持されています。
画家の山下は生涯を通じて集福寺を題材としており、多くの風景画が残されています。
本作は境内のうち鐘楼を描いており、母校である奈良小学校に寄贈したものです。
熊谷デジタルミュージアム
「山下仙之助」
http://www.kumagaya-bunkazai.jp/museum/ijin/yamasitasennosuke.htm
熊谷王クイズQ.11 星川で○○流します 星川のヒント [記念物]
熊谷青年会議所主催の熊谷王クイズ。その楽園編11問目の出題は、星川と熊谷空襲に関連する質問です。そのヒントを含む動画がYouTubeで配信されています。その中には、星溪園の歴史や作庭の経緯などを解説した内容が含まれています。どうぞご参照ください。
平戸の大仏一般公開
9月20日(日)、市内平戸の源宗寺にて「平戸の大仏一般公開」を行いました。当日は朝から冷たい雨が降り続く悪天候にもかかわらず、たくさんの方にお越しいただきました。この日、見学に来られた方は、38名で昨年の秋に一般公開を開始して以来、過去最高の人数となりました。

雨模様で晴れ間もほとんどなく、本堂内部が薄暗かったため、護持会の方にご協力いただき、大仏(おおぼとけ)様がよく見えるよう、照明を設置しました。見学に来られた多くの方が、大仏(おおぼとけ)様を背景に写真を撮っていかれました。

もうすぐ本堂の解体工事が始まるということで、約350年続いた今の本堂を最後に見ておこうと、最近は市内や地元平戸地区からの見学者が増えてきているようです。
本堂解体工事のため、実施が危ぶまれていた来月10月の一般公開ですが、通常通り第1・3日曜日に公開を実施する予定です。
10月の日程
第1日曜日:10月4日(日) 午前10時~午後3時
第3日曜日:10月18日(日) 午前10時~午後3時
源宗寺本堂保存修理委員会ホームページにて、公開日を掲載しています。併せてご確認ください。

雨模様で晴れ間もほとんどなく、本堂内部が薄暗かったため、護持会の方にご協力いただき、大仏(おおぼとけ)様がよく見えるよう、照明を設置しました。見学に来られた多くの方が、大仏(おおぼとけ)様を背景に写真を撮っていかれました。

もうすぐ本堂の解体工事が始まるということで、約350年続いた今の本堂を最後に見ておこうと、最近は市内や地元平戸地区からの見学者が増えてきているようです。
本堂解体工事のため、実施が危ぶまれていた来月10月の一般公開ですが、通常通り第1・3日曜日に公開を実施する予定です。
10月の日程
第1日曜日:10月4日(日) 午前10時~午後3時
第3日曜日:10月18日(日) 午前10時~午後3時
源宗寺本堂保存修理委員会ホームページにて、公開日を掲載しています。併せてご確認ください。
熊谷王クイズQ.06 昔の家の暮らしが見られます 平山家住宅のヒント [建造物]
熊谷青年会議所主催の熊谷王クイズ。
熊谷市樋春に所在する重要文化財「平山家住宅」に関連する出題もあり、
そのヒントとなる動画が公開されています。
解説は江南文化財センターの担当者が行いました。ご参照ください。
【開催案内】熊谷青年会議所「熊谷こどもみらい塾2020」開始 [普及事業]
熊谷青年会議所が企画する「熊谷こどもみらい塾2020」が開始されました。
熊谷の歴史や自然、食や文化など熊谷の今と昔を学ぶクイズ形式の企画です。
熊谷市立小学校の児童の皆様が対象ですが、一般参加も可能です。
動画を参照され、参加してみてはいかがでしょうか。
「平戸の大仏一般公開」のお知らせ [仏像]
「平戸の大仏・一般公開」を予定どおり下記の日程で行いますので、お知らせ致します。
9月の一般公開
日 時: 令和2年9月20日(日) 午前10時~午後3時
拝観料:無料
場 所:熊谷市平戸644(源宗寺)
※車でお越しの際は、源宗寺本堂裏側に駐車スペースがございます。

拝観時、受付にて寄附募集のご協力をお願いしています。
ご寄附をいただいた方には、平戸の大仏オリジナル缶バッチ、誓願成就・無病息災等の御札をお渡しいたします。(御札には、数に限りがありますので、お渡しできなくなった際にはご容赦ください。)
また、御朱印の受付も行っています。料金500円(郵送料含む)は、ご寄附として申し受けいたします。拝観時、受付にてお声がけください。

オリジナル缶バッチ(全2種類)

御札(全4種類)
10月の一般公開につきましては、源宗寺本堂の解体工事のため実施が難しくなる可能性があります。その場合には、当委員会ホームページにてご案内いたします。また、新型コロナウィルスの感染状況により中止せざるを得ない場合にも、同ホームページにてご案内申し上げますので、あわせてご了承下さいますようお願い申し上げます。
【お願い】
新型コロナウィルス感染防止のため、次のご協力をお願いいたします。
1. マスクの着用をお願いします。
2. 以下に該当する場合には、拝観をご遠慮ください。
•体調が良くない(風邪の症状、倦怠感、味覚・臭覚の異常など)
•体温が37.5度を超えている
•過去2週間以内に海外渡航歴がある
•同居家族や身近な知人などに感染が疑われる人がいる
•新型コロナウィルス感染陽性とされた方との濃厚接触がある
3.氏名、住所、電話番号、健康状態等についての記帳の協力をお願いいたします。
問い合わせ先
源宗寺本堂保存修理委員会
事務局 山川宏之(山川会計事務所内)
電話 048-526-5874
9月の一般公開
日 時: 令和2年9月20日(日) 午前10時~午後3時
拝観料:無料
場 所:熊谷市平戸644(源宗寺)
※車でお越しの際は、源宗寺本堂裏側に駐車スペースがございます。

拝観時、受付にて寄附募集のご協力をお願いしています。
ご寄附をいただいた方には、平戸の大仏オリジナル缶バッチ、誓願成就・無病息災等の御札をお渡しいたします。(御札には、数に限りがありますので、お渡しできなくなった際にはご容赦ください。)
また、御朱印の受付も行っています。料金500円(郵送料含む)は、ご寄附として申し受けいたします。拝観時、受付にてお声がけください。

オリジナル缶バッチ(全2種類)

御札(全4種類)
10月の一般公開につきましては、源宗寺本堂の解体工事のため実施が難しくなる可能性があります。その場合には、当委員会ホームページにてご案内いたします。また、新型コロナウィルスの感染状況により中止せざるを得ない場合にも、同ホームページにてご案内申し上げますので、あわせてご了承下さいますようお願い申し上げます。
【お願い】
新型コロナウィルス感染防止のため、次のご協力をお願いいたします。
1. マスクの着用をお願いします。
2. 以下に該当する場合には、拝観をご遠慮ください。
•体調が良くない(風邪の症状、倦怠感、味覚・臭覚の異常など)
•体温が37.5度を超えている
•過去2週間以内に海外渡航歴がある
•同居家族や身近な知人などに感染が疑われる人がいる
•新型コロナウィルス感染陽性とされた方との濃厚接触がある
3.氏名、住所、電話番号、健康状態等についての記帳の協力をお願いいたします。
問い合わせ先
源宗寺本堂保存修理委員会
事務局 山川宏之(山川会計事務所内)
電話 048-526-5874