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藤井家の水車 [その他]

 現在、本堂の保存修理事業が進められている市内平戸に所在する源宗寺。堂内には、約4メートルに及ぶ薬師如来と観音菩薩の二体の仏像が安置され、古くから「平戸の大仏」と呼ばれ、地域の人々に親しまれてきました。この二体の仏像は、木彫大仏坐像という名称で熊谷市の指定有形文化財となっています。
 現在も寺院を管理する藤井家の祖、藤井雅楽之助は近世初期に肥前国松浦郡平戸郷(現在の長崎県平戸市)からやってきたという言い伝えがあり、源宗寺は雅楽之助が開基したとされています。
 藤井家所蔵の文書には、藤井家は江戸時代後期から水車の経営をはじめ、昭和30年(1955)頃までは、製麺所を経営していたという記録があります。水車は、昭和7年(1932)に壊されましたが、藤井家には現在もその水車の一部が残されています。
 写真は、藤井家に残る水車の歯車と堰の鍵です。鍵には、「平戸大堰鍵」と書かれた札がつけられています。
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令和2年熊谷うちわ祭「始祭」 [民俗]

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 毎年7月20日~22日に熊谷市の市街地で開催される熊谷うちわ祭(熊谷市指定無形民俗文化財「熊谷八坂神社祭礼行事」)は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、本年令和2年の諸行事を自粛し、関係者のみの神事を執行することが決定されています。初日となる20日の午前9時、愛宕八坂神社に本年年番町荒川区の富田満大総代とうちわ祭協賛会の大久保和政会長の両名が参集し、「始祭(はじめのまつり)」として、茂木治男宮司、長谷川洋美権禰宜により、疫病退散などの祈願が行われました。21日以降も神事のみの開催となり、本年は厳粛な雰囲気の中での熊谷うちわ祭となっています。江南文化財センターでは、神事を映像記録として収録し、後程配信を行う予定です。なお、熊谷うちわ祭公式ホームページでは2014年に制作された記録作品を公開しています。ご参照ください。

熊谷うちわ祭 公式ホームページ 動画
http://uchiwamatsuri.com/index.html#slide5







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平戸の大仏一般公開 [仏像]

 昨日19日、源宗寺にて「平戸の大仏一般公開」が行われました。ここのところ梅雨空が続き、すっきりしないお天気が続いていましたが、昨日は久々の晴天に恵まれ暑い一日となりました。
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 市外や県外からお越しいただいた方や公開を心待ちにしていたという方も多く、本事業についての認識も徐々に広まりつつあるように感じました。
 また、昨日は源宗寺本堂保存修理事業のPR大使を務めていただいている、ソプラノ歌手の土田彩花さんが、見学にお見えになりました。
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 来月8月の一般公開は、第1日曜日の午後のみの開催となります。第1日曜日の午前中はお盆に向けた本堂・境内の清掃のため、また第3日曜日はお盆の期間中のためお休みさせていただきます。

 8月の一般公開
 日 時: 第1日曜日 8月2日(日) 午前12時~午後3時
      第3日曜日 8月16日(日)   休止
 場 所: 熊谷市平戸644(源宗寺)


 問い合わせ先
  源宗寺本堂保存修理委員会 
  事務局 山川宏之(山川会計事務所内)
  TEL:048-526-5874
  FAX:048-523-7525


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