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旅の記憶‐6  伊勢神宮を参詣した参拝記念の品 [紀行]

 江戸時代には伊勢神宮に属した「御師」といわれる案内人が全国各地の信者へ伊勢参宮への様々な便宜や手配をしていました。伊勢を目指した信者の一行は御師の経営する宿に逗留し神宮での祭祀や神楽の奉納などを行いました。いわば神社と連携した旅行代理店的な仕事や神宮の発行する年々の暦やお札などの配布を行っていたのです。明治時代以降は御師は廃止されましたが姿を変え伊勢参宮の手助けをしていました。市域の神社には奉納された絵馬・額・水鉢、鳥居、瑞垣、階(きざはし)など記念物が奉納造立され、家庭には天照神の軸が飾られるようになりました。参詣者たちの旅の証です。
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 数多く飾られた参拝記念の額や絵馬―市内
 中央は伊勢神宮に太太神楽を奉納したことを示す大きな扁額背後の額も同じ
 前の額は明治18年(1885)1月20日、後の額は天保(1844)15年1月26日執行と記されている。

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神楽奉納記念の盃
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