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明治の好古家 根岸武香コレクション資料―『上中条出土の人物埴輪』―展示延長。 [展示]

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写真 「3体の人物埴輪」左右は根岸家の所蔵、中央 新発見・再確認の「巫女」埴輪 市内個人所蔵

 新年度と展示期間の満了を迎え、本展示の改編を準備していたところ、今回の展示を観覧された方より、上中条埴輪の所在情報がもたらされました。早速「巫女」と推定される人物埴輪を実見したところ、顔の輪郭、杏仁形の目、瞼や耳の表現、使われた土や含まれている砂、焼き上がりなど正に上中条の人物埴輪の作風が共通しています。
 来歴に不詳の部分は残りますが、明治初年に上中条出土埴輪として発見され、地元に保存されてきた埴輪であるとほぼ確定できると思います。今回の展示がきっかけとなって離れ離れになった埴輪がおよそ150年ぶりに再会したとも言えるでしょうか。
 根岸家及びもう一人の所有者(梅澤輝雄氏)のご理解を得て3体の上中条の人物埴輪をあらためて展示いたします。この機会に再度ご覧ください。

   展示場所 江南文化財センター
   展示期間 平成31年4月16日(火)~平成31年6月28日(金)
   開館日時 平日、平時(9:00~17:00)
   休 館 (土・日・祝日・年末年始期間、特別休館日)
   ※展示パンフレット(改定版)はこちらから閲覧できます。

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新発見・再確認の「巫女」埴輪 市内個人所蔵

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