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今年度の発掘現場から 2 鶴巻遺跡 [発掘調査]

 池上・小敷田遺跡の所在する一帯の水田地帯に300m近い長大な発掘調査区が開かれました。圃場整備事業に係る水路工事のため調査区を設定したものですが、もともとの低地であることから出水が絶えません。水があれば植物質の遺物が良好に保存されることが予想され、実際に古墳時代の多様な遺物が出土しました。槽・弓などの木器や素材の材木と、土器は当時の水中に投げ込まれたらしく完存品が多くありました。沼や川の淵など水辺の祭りに使われたものと推定されます。
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延々と続く調査区

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溝から出土したS字口縁台付甕と叩き甕など
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