今年の発掘現場から 1 諏訪木遺跡 [発掘調査]
今季、熊谷は日本で最高気温を記録しました。その日も市内の発掘現場では汗を絞り出しての作業に追われていました。古代の住居跡、方形周溝墓、中世の館溝などの遺構が重なって発見された現場に接した水路にはなぜか蓮が咲き誇っていました。聞けばいつの間にか古代ハスが生えたとのこと、近隣のお寺から派生したのではとも。猛暑の中、薄紅色の花に囲まれていると別世界にいるようで、ここはどこ、天国か、いやまだ早いと、正気に戻ること数度。
また、毎週の台風・大雨で発掘現場は水没すること5回。仕方ないとはいえ作業は困難続き、いつの間にか蓮は大きな実となり、黒い蓮実はこぼれ落ちる。発掘が終わると、この水路は改修され一部は埋め戻され道路に変ります。こぼれ落ち埋没したハスの実は大賀蓮のように二千年後に花を咲かせることができるのでしょうか。
また、毎週の台風・大雨で発掘現場は水没すること5回。仕方ないとはいえ作業は困難続き、いつの間にか蓮は大きな実となり、黒い蓮実はこぼれ落ちる。発掘が終わると、この水路は改修され一部は埋め戻され道路に変ります。こぼれ落ち埋没したハスの実は大賀蓮のように二千年後に花を咲かせることができるのでしょうか。
現場東方向 | 可憐な蓮華 |
台風後の現場 西方向 |