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池上地区ほ場整備地内発掘調査(鶴卷遺跡)その2 [発掘調査]

 11月にお伝えした池上地区ほ場整備地内発掘調査の続きです。
 水田に隣接する水路の真横を発掘調査しているため、この時期でも湧水が多く大変な発掘現場となっています。
 現在までに、住居跡は検出されていませんが、溝跡や沼地(河川跡?)、土坑跡が多数検出されています。
 遺物は、古墳時代前期や古墳時代後期の土器を中心に多数の土器や木製品が見つかり、このほかにもモモの種子やクリ、ヒョウタンなどの表皮が検出しています。
 なお、出土した土器の内面の土を洗浄したところ、炭化米が数十粒確認できました。土器は形状からS字状口縁台付甕で古墳時代前期(4世紀代)のものと考えられます。
 今回の調査では、このような土器が他にも複数出土しているため、今後の調査に期待したいです。
image001s.jpg 確認された炭化米
image003s.jpg 出土した土器


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