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寺内廃寺の塑像 -4 [奈良平安時代]

 顔とわかる破片です。瓦礫と共に中門跡から出土しました。9cmほどの小像ですが、目を突出させた魁偉な容貌をしています。このような仏顔は十一面観音の頭上面の一つ「瞋怒相」の一面と思われます。下地粘土から中土、仕上げの化粧土の三層構造がよく観察されます。
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顔面部の写真 正面・裏面 十一面観音頭部 東京国立博物館


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