星川をテーマにした歌曲の完成 [普及事業]
11月29日、作詞家の高野美代子さんと、社会派作曲家として知られる大西進さんが熊谷市教育委員会の野原晃教育長へ表敬訪問しました。高野さんが熊谷の星川を題材とした歌詞を書き、それに大西さんが作曲した作品が完成したことから、その報告に訪れました。高野さんは星川やかつての源流の星溪園を訪れ、その風景と歴史に興味を持ち作詞を進めました。星川の流れや、星溪園の玉の池、終戦直前の熊谷空襲を題材にしており、熊谷の四季などを織り込みながら11曲が完成しました。今後、熊谷の子どもたちやコーラス団体がこれらの歌を歌ってもらえるよう期待を込めていました。
玉の池
楠の大木うっそうと
ブナやアラカシ 竹林
池の端には船着き場
木漏れ日揺らし鯉泳ぐ
作詞家の高野美代子さん(右側奥)と作曲家の大西進さん(右側手前)
歌詞の意味などについての説明
寺内廃寺の塑像 -6 [奈良平安時代]
寺内廃寺の塑像 -5 [奈良平安時代]
寺内廃寺の塑像 -4 [奈良平安時代]
第11回地域伝統芸能今昔物語 華々しく [普及事業]
中学生職場体験 ―発掘実習― [普及事業]
わが街熊谷遺跡めぐり「大竹遺跡」テーマ展 [展示]
11月19日(月)~平成31年4月26日(金)の会期で、江南文化財センターロビーにて、大竹(おおだけ)遺跡の展示を行っています。
調査は、平成24年度のことでしたが、昨年度報告書の刊行がなされたことから、一般に公開するために展示を企画しました。
調査では、飛鳥時代~平安時代(7世紀後半~10世紀前半)の集落跡が確認されました。この集落は、古代幡羅(はら)郡家(郡役所)の周辺に形成された郡家に密接に関係のある人々が暮らしていたものと考えられます。この遺跡に西接して深谷市・下郷遺跡が所在し、この遺跡も郡家関連の集落と考えられていて、大竹遺跡も含めて郡家を取り巻くように集落が大きく展開していたと考えられます。
ちなみに「大竹」の「おおだけ」の読みは、「大館」から転化したと考えられていて、郡家の周辺に形成された位置関係から、このことはとても興味深いものと思われます。
平成最後のテーマ展となりますので、お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。
江南文化財センター
熊谷市千代329番地
電話 048-536-5062