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ー熊谷の名工の足跡を辿るー桐生天満宮 [建造物]

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 桐生天満宮は、群馬県桐生市に所在する神社で、北関東を代表する彫刻建築の一つです。寛政元年(1789)に建てられた社殿は、熊谷の国宝・歓喜院聖天堂と同様に、拝殿と本殿を石の間でつなぐ、いわゆる権現造りです。
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 社殿は本殿を中心に、緻密な彫刻が施され、うっすらと彩色が確認できます。建設当初は、歓喜院聖天堂のように極彩色に彩られていたと考えられます。これらの彫刻は、勢多郡黒保根村出身の彫刻師・関口文治郎他8名によって手掛けられました。文治郎は“上州の甚五郎”と称され、熊谷の国宝・歓喜院聖天堂の再建に携わった人物で、多くの県・市指定有形文化財にその名が刻まれています。
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中国の故事に基づいた彫刻で埋め尽くされた本殿。龍が彫られた柱が特徴的です。
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縁を支える組物は、黒漆に朱色で縁取られています。
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柱や長押には、地紋彫りが施され、花頭窓の廻りには二匹の龍が絡み合っています。


桐生天満宮社殿は、平成2年9月25日に群馬県の指定重要文化財となっています。

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