池上遺跡発掘調査について(道の駅整備事業) その2 [発掘調査]
調査が順調に進んでいる道の駅予定地内の池上遺跡ですが、先日機会を設けて名古屋大学の准教授にお越しいただきました。
氏の研究テーマは弥生時代における人々の営みを当時の食生活などから研究する環境考古学で、現在調査している調査区では、土器が投げ捨てられている土坑が複数検出しています。廃棄土坑と推定しているのですが、そこには生活の痕跡である残滓として、穀物や炭化物が確認されています。
それらは、炭素14年代法などの分析にかけることで、当時の食生活のみならず、土坑に廃棄された年代特定につながります。
35年以上前の池上遺跡では、住居跡から炭化米が検出され、弥生時代中期からこの地域一帯が稲作を行っていたことが分かっています。
今回の調査は過去の調査結果を補完するうえで、重要だと考えらます。
氏の研究テーマは弥生時代における人々の営みを当時の食生活などから研究する環境考古学で、現在調査している調査区では、土器が投げ捨てられている土坑が複数検出しています。廃棄土坑と推定しているのですが、そこには生活の痕跡である残滓として、穀物や炭化物が確認されています。
それらは、炭素14年代法などの分析にかけることで、当時の食生活のみならず、土坑に廃棄された年代特定につながります。
35年以上前の池上遺跡では、住居跡から炭化米が検出され、弥生時代中期からこの地域一帯が稲作を行っていたことが分かっています。
今回の調査は過去の調査結果を補完するうえで、重要だと考えらます。
2020-12-16 09:00
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