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源宗寺本堂 本工事に向けたレベル測量

 現在、保存修理事業を進めている市内平戸の源宗寺。10月22日、本堂の解体と仏像の仮小屋建設を前に、現地にてレベル測量を行いました。施工業者とともに、源宗寺本堂保存修理委員会の山川事務局長、委員会会員で一級建築士の細川末廣さんと内島章雄さん、市教育委員会担当者2名が立ち合い、実施しました。
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 本堂内部には、熊谷市指定有形文化財となっている薬師如来と観音菩薩の2体の木彫大仏坐像が鎮座し、本堂建て替え中は、この2体の仏像を仮小屋にて保管します。仏像の高さが約4メートルと巨大であることに加え、仏像の強度が非常に弱いつくりであるため、仏像の移動は細心の注意を要する作業となります。本堂の東側に仮小屋を建設し、できる限り仏像に振動を与えぬよう、そのままの状態で東側に平行移動させます。今ある仏像の位置は、内陣の床の高さ70㎝+台座の高さ30㎝で地面から約1mの高さにあります。この1mの高さのまま仏像を平行移動させるため、仮小屋まで1mの高さの道を作ります。また、仮小屋内にも1mの高さを設け、仏像の下から潜り込めるような形をとり、保管中に脆弱な仏像を内部から補強する計画です。
 施工業者が決定し、いよいよ来月から本工事に向けて、動き出す予定です。より多くの方々に本事業に、関心を持っていただければと思います。今後とも、当ブログにて最新の情報をお伝えしてまいりますので、よろしくお願いします。

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