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第14回源宗寺本堂保存修理委員会 [その他]

 8月24日(月)、熊谷商工会館にて第14回源宗寺本堂保存修理委員会が行われました。今回の会議の主な議題は、工事内容及び業者選定、今後の寄附募集についてです。
 前回の委員会終了後、建築小委員会にて、仏像の移動方法、業者選定の具体的な方針について話し合いを重ねてきました。

 吉備文化財研究所の牧野先生のご提案のもと、仏像は建築の難易度とコスト面を考慮し、次の方法で行う予定です。
 ①仏像搬出・・・本堂横(東側)へ平行移動。
 ②仏像補強・・・仮設倉庫内で保管時に、仏像内部を補強。(仏像を寝かせることに耐えられるよ
         うにする。)
 ③仏像搬入・・・本堂正面(南側)から、仏像を寝かせて搬入。

 業者選定については、地元や近隣地域の業者4社に依頼をし、上限額を決めたうえでのプロポーザル方式にて施工業者の最終決定を行います。今後の予定については、9月上旬に各業者への現場説明を行い、9月末には業者を決定、10月より工事に着手する計画です。

 寄附募集の状況については、工事費用総工費約5千万円の確保を目指して呼びかけているところですが、目標達成までにあと2千万円ほど不足しているのが現状です。現在、ホームページや当ブログ、SNS等で情報発信を行っているところですが、今後、活動が本格化していくのと同時に、当事業のPRにもより一層力を入れていく予定です。

 地元住民で委員会を立ち上げ、専門家や教育機関、行政が一体となって、産官学協働で文化財保護事業を行う事例は、他の地域でもあまり見られない取り組みのようです。熊谷独自の文化財保護スタイルとして、当事業が広く注目を集められればと思います。
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源宗寺本堂保存修理工事設計図 意匠図・立面詳細図


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