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里山の花と荒廃 やまゆりと立ち枯れの赤松 [花]

 ここ何年か、太陽光発電施設の造成などで市内の里山を刈り払い遺跡所在確認のため大規模面積の試掘調査を実施する機会が増えました。10年ひと昔と云いますが、里山の荒廃は10年以前からもっと進んでいるように思えます。赤松はほとんど枯死し、杉・檜は成長の早い椋などに追い越され細く長く頼りなさそうに立ちすくんでいるようでした。昆虫鳥類などのいきもの住処、雨水の貯留、地下水の涵養、蒸散による気温の安定、人心に与える緑地としての安心感、野外学習の場など様々の効用が思い浮かびます。里山の自然はかつての日本の原風景なのですが、目先の経済性に後押しされ消滅します。
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積み上げられた立木  ヒノキ 杉 ナラ 椋 など 枯死した赤松
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 3つの杉の切株はたこ足のように不定形です。いずれも60年以上の成長が想定されます。最初の30年ほどはきれいな同心円状の年輪が観察されますが、今から30年前頃から北側に成長している点です。通常管理された植林は円形の幹に成長しますが、このように変形成長を示すことは生育環境の悪化に必死に適応した姿と考えられます。
 閑話休題
 この季節里山に清楚に咲く花に「やまゆり」があります。山の荒れるに伴いその数を少なくしていますが、今年も会えました。
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 ヤマユリの花言葉
「荘厳 威厳 純潔 飾らない美
 飾らない愛 人生の楽しみ 高貴な品性」
など
 この時期滑川町の武蔵丘陵森林公園内に
保護された群生地を見ることができます。
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