石川 小松の旅ー多太神社を訪ねてーその2 [その他]
江戸時代の俳人、松尾芭蕉は「奥の細道」巡行の途中、多太神社を訪れ実盛の兜によせて次の句を残しています。
「 むざんやな 甲の下の きりぎりす 」
多太神社のパンフレットによると、この句は木曾義仲の家臣樋口次郎兼光が首を検めた時「あな無慚、実盛にて候」から来ており、きりぎりすは、今のこおろぎ(蟋蟀)、栄枯盛衰の情を哀切に詠った名句であるとあります。
多太神社の参道脇には、芭蕉の石像と句碑が並んでいました。
芭蕉が実盛を偲んで詠んだこの句は、熊谷でも親しまれています。妻沼聖天山の北側には、昭和54年に聖天山開創800年を記念して建立された句碑が建てられています。
また室町時代には、世阿弥が謡曲「実盛」を書き、歌舞伎の演目『源平布引滝』の中でも三段目の「実盛物語」はとくに有名です。
多太神社では、毎年7月下旬に実盛を偲ぶ「かぶとまつり」が開催され、謡曲「実盛」の上演や兜の無料一般公開などが行われています。
実盛と義仲の物語は、長きに渡って多くの人の心を打ち、能や歌舞伎の演目として人々の間で受け継がれています。
【多太神社】
住所:〒923-0955 石川県小松市上本折町72番地
料金:宝物館は事前に予約が必要です。拝観料300円。
※連絡先は兜保存会(TEL0761-22-5678)
アクセス:JR小松駅より徒歩15分、JR小松駅よりバスで5分「上本折」バス停下車
小松空港より車で8分
駐車場:20台
参考文献
奈良原 春作 1982『斎藤別当実盛伝』
柳田 敏司 1996『絵物語 斎藤実盛』
熊谷市立熊谷図書館 2013『斎藤氏と聖天堂』
「 むざんやな 甲の下の きりぎりす 」
多太神社のパンフレットによると、この句は木曾義仲の家臣樋口次郎兼光が首を検めた時「あな無慚、実盛にて候」から来ており、きりぎりすは、今のこおろぎ(蟋蟀)、栄枯盛衰の情を哀切に詠った名句であるとあります。
多太神社の参道脇には、芭蕉の石像と句碑が並んでいました。
芭蕉が実盛を偲んで詠んだこの句は、熊谷でも親しまれています。妻沼聖天山の北側には、昭和54年に聖天山開創800年を記念して建立された句碑が建てられています。
また室町時代には、世阿弥が謡曲「実盛」を書き、歌舞伎の演目『源平布引滝』の中でも三段目の「実盛物語」はとくに有名です。
多太神社では、毎年7月下旬に実盛を偲ぶ「かぶとまつり」が開催され、謡曲「実盛」の上演や兜の無料一般公開などが行われています。
実盛と義仲の物語は、長きに渡って多くの人の心を打ち、能や歌舞伎の演目として人々の間で受け継がれています。
【多太神社】
住所:〒923-0955 石川県小松市上本折町72番地
料金:宝物館は事前に予約が必要です。拝観料300円。
※連絡先は兜保存会(TEL0761-22-5678)
アクセス:JR小松駅より徒歩15分、JR小松駅よりバスで5分「上本折」バス停下車
小松空港より車で8分
駐車場:20台
参考文献
奈良原 春作 1982『斎藤別当実盛伝』
柳田 敏司 1996『絵物語 斎藤実盛』
熊谷市立熊谷図書館 2013『斎藤氏と聖天堂』
2020-05-22 10:06
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