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一部展示替えのお知らせ 寺内廃寺の遺物整理から [展示]

 江南文化財センター展示室内の一部の展示を更新しました。寺内廃寺の出土遺物から長い間展示してきた「花寺」「石井寺」「上院」「東院」などの墨書土器に変えて、如来像の頭髪として造られた「螺髪」と仏器のひとつ「鉄鉢」を展示しました。
 「螺髪」は塑像製でいずれもサイロ形をしています。金堂跡から数十点出土しており、本尊仏のものと思われます。大きめの「鼻」の一部も見つかっていることから等身大に近い大きさと推定されます。
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 「鉄鉢」は十数個体の破片となっており、金堂跡や東院集落、参道脇などから見つかっています。須恵器製で少しずつ形が異なっており時期差とみられます。現在の修行僧が持つものよりもやや大型です。仏前に供物を献ずるためにも使用されていたと思われます。皆様の外出が思うようになるまで、当分の間展示する予定です。ゆるりと観覧ください。
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 なお、「螺髪」については過去の掲載ページも参照ください。
 寺内廃寺の塑像 ―1(2018年11月14日掲載)
 寺内廃寺の塑像 -7 如来の髪1(2018年12月21日掲載)
 寺内廃寺の塑像 -8 如来の髪2(2019年01月10日掲載)
 「鉄鉢」については今回が初めての展示になります。
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