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名工のルーツ 石原吟八郎 [熊谷の名工]

 前回までに飯田和泉 小林源太郎 石川雲蝶らを輩出した飯田家(大麻生)、小林家(玉井) 石川家(深谷市中瀬)を紹介しました。彼らは彫師として一家を立てていますが、いずれも石原吟八郎の門に学んでいます。石原吟八郎は日光東照宮の造営や補修に際して活躍した彫刻師の家柄で、後に群馬県花輪村(群馬県みどり市)に根付いたことから彼の元には近隣から多くの門弟が集りました。石原家、飯田家・小林家・石川家は寺社彫刻を主に彫技を振るい、妻沼聖天堂、諏訪神社本殿の製作に関わっていきます。各家は世代を超えて協力し、あるいは競い合うなどして多くの作品を今に遺しています。
参考『熊谷市史 別編2 妻沼聖天山の彫刻」2016
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写真 石原吟八郎の墨書(上新田諏訪神社本殿棟木銘)

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写真 諏訪神社本殿彫刻の一部
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写真 諏訪神社本殿向拝奥の人物彫刻
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