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飯田家に連なる匠 [熊谷の名工]

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野原文殊寺 鐘楼門 奥に本堂
 飯田和泉守の供養碑に刻まれた子弟の匠たちの名に「細井平左衛門」があります。彼は熊谷市板井の出身で明治時代に野原八幡神社や文殊寺の鐘楼門を造っています。文殊寺本堂は飯田和泉が差配し、向拝の彫刻を手掛けています。この本堂は昭和10年代に焼失し残ってはいませんが、子弟でそれぞれの建物を競作していたことが窺われます。
 細井家には、細部の彫刻まで描かれた神社本殿の絵図が残されています。完成予想図として施主や氏子たちに示した図でしょうか。この図には社名が描かれていないのでいずれの神社かは知れませんが、龍女と思われる女神や、霊亀、鯉魚、龍など池水にかかわる図象が組み合わされることから、水辺に臨む神社とも想像されます。見つけてみたいと思います。
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琴を弾く女神(龍女か)  某 神社仕方絵図 左側面図
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