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池上遺跡発掘調査について(ほ場整備事業) その5 [発掘調査]

 今回で、連続しての池上遺跡についての記事は終わりになります。
 平成30年度から令和元年度の2か年にわたり発掘調査を実施し、池上遺跡周辺についての多くの情報を得ることができました。
 昨年度については、古墳時代前期に水辺の祭祀を行ったことを示す木製品の検出、同時期の土器に付着した炭化米が確認され、周辺で稲作を行っていたことが分かりました。
 また、今年度は、弥生時代中期の最古級の方形周溝墓の確認、「官」、「宮」などの墨書土器の検出など非常に貴重な調査となりました。
 このように注目される池上遺跡は、熊谷市が計画する道の駅整備に向けて、来年度から最大4年間の事前発掘調査を実施いたします。
 年間を通じ、大変な調査となることが想定されますが、池上遺跡の全体像を把握することができるため、かなり注目に値する調査になります。今後の池上遺跡についての情報をお伝えいたしますので、引き続きよろしくお願いいたします。
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道の駅予定地 全景(白線)
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