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古物を守り伝えた人々「好古家たち」展に行ってきました [紀行]

 渋谷は國學院大學博物館に―古物を守り伝えた人々「好古家たち」―展を見学してきました。熊谷市から出品している根岸武香の蒐集した二体の埴輪は、関西大学博物館に収蔵されている二体の人物埴輪と久しぶりの邂逅となります。中条古墳群出土の四体の人物埴輪はとても良く似た表現で同一工人の作と推定される資料です(明治の好古家 根岸武香コレクション資料-2【改訂版 2019.04.15】―『上中条出土の武人埴輪と巫女埴輪』―(PDF:1.06MB))。
 また、玉類などの考古資料では根岸武香家とも交流のあった松浦武四郎の蒐集した玉類が出品されており、透明感のある緑色した翡翠の勾玉は「琅玕勾玉」とも呼ばれる美しい勾玉で、輝くかのような優品です。
 紹介される人物には「神田孝平」や「井上頼国」など根岸と関わりのあった者もいてその資料も展示されています。通常展示にも神道を紹介した区画や、旧石器時代から歴史時代までの優れた考古資料を展示している区画を巡ることができます。考古学系の大学博物館では屈指の館として来館をお勧めします。入館料は無料です。
 お土産には本展の図録と大學クッキーを購入してきました。
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写真 根岸武香の展示部分―館のご好意で写真を撮らせていただきました。
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お土産に求めた「大學クッキー」と「図録」
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