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野分(のわき)の痕 湯殿神社湧泉の復活? [その他]

 今秋の台風被害は各地で多くの惨禍をもたらし、市域でも少なからず影響があったようです。市域での降雨も常ではなく、台地に浸み込んだ雨水なのでしょう普段は枯渇していた湯殿神社の御手洗池にも清水で一杯となっています。湧泉碑(不動石)付近へ注ぐ台地礫層からの小流が現在でも幾筋も見られます。社殿裏の「西別府祭祀遺跡」付近でも同様に幾筋もの流れがありました。
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 以前、土地の長老から聞いた泉の様子が再現されたかのように思えました。かつては湯殿神社の祭祀を担った別当「清瀧院」は古くからの湧泉地に因んだものと思われます。
 水路の水にも濁りは無く、人の気配にも野鴨は平気で泳ぎ、ザリガニは鋏を振り上げて威嚇していました。ここでは遺跡を守る番人のようです。
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※野分(のわき) 中秋から初冬にかけて吹く暴風のこと、遅れて来る台風のこと
※西別府祭祀遺跡(国指定史跡幡羅官衙遺跡群の構成遺跡のひとつ)
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