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旅の記憶‐1  幡羅郡新四国八十八ヵ所霊場― 第1番 [紀行]

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第1番札所 萬頂山集福寺 奈良
 霊場を巡る巡礼の旅は、平安時代の貴族の生活の中に見られますが、庶民の姿が伺われるのは中世からのようで四国八十八か所や西国三十三か所の札所や行路が整備されてきてからです。関東では坂東三十三観音や秩父観音巡礼の当該寺院や順路が戦国時代末ころには定ったようです。これらの巡礼地へお参りする人々の姿を窺わせる道標や結願記念塔などの石塔が残されています。
 この扁額は、江戸時代の幡羅郡を中心に八十八か所の巡礼地に定められた寺院に掛けられた筆頭寺院「集福寺」のものです。この霊場は現在の熊谷市・深谷市に所在した寺院で、身近な巡礼地として整備されたようです。参考図書によると、熊谷市域76カ寺、深谷市15カ寺です。なお、番外寺院3カ寺が含まれています。
 参考図書 長谷川宗平1986「新四国八十八ヵ所霊場」
 参考 寺院番付表はこちらから
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境内のどこかに掛けられています。
捜してみてください。

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