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寺内廃寺の塑像 ―1 [奈良平安時代]

 寺内廃寺の金堂跡からは螺髪が30数点出土しています。金堂が炎上したものの、土の仏はその一部をとどめていたのです。螺髪はその形態から数種類に分けられ、ポットケーキ状又はサイロ状の螺髪が最多の出土であることから、本尊級の仏像のものと思われます。大きさは、高さ約2cm 底部の直径1.5cmです。この螺髪は大きさと形が揃っていることから型造りと思われます。
 寺内廃寺の出土塑像の中では仏顔部と思われる破片は数点しか確認できません。細片が主体であることや明瞭な体部や顔面部が少ないことから、火災後に取り片づけられているのではないかとも想像されます。
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