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「紵絲斗帳」の展示 [近世]

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「紵絲斗帳」(埼玉県立歴史と民俗の博物館)

 妻沼聖天山が所有する埼玉県指定文化財「紵絲斗帳(ちょしとちょう)」が埼玉県立歴史と民俗の博物館の常設展示で公開されています。「紵絲斗帳」は、銘文によると中国の嘉靖年間(1522~1566)に作られた織物で、二代目忍城主の成田長泰が奉納した品です。
 濃い藍色の布地に紅色で鳥や雲の模様を織ったものであり、時代を経て紅色は褐色に変化しましたが、味わい深い風合となっています。なお、荻生徂徠の『度量衡考(どりょうこうこう)』にも紹介されるなど、古くから多くの関心を集めていました。この表面の文様などを生かした布製品などが妻沼地域を中心に販売されています。現物を見る機会は少ないですので、博物館でどうぞご覧ください。


問合せ
埼玉県立歴史と民俗の博物館
埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4-219
Tel: 048-645-8171
Fax:048-640-1964
E-mail m410890@pref.saitama.lg.jp



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