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《葛飾北斎巡礼の旅》スタートアップイベント [近世]

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会場で展示された北斎画をモチーフにした着物

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『知られざる北斎』の著者、ノンフィクションライターの神山典士さんの挨拶

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金原亭世之介師匠による新作落語「北斎」

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司会ナビゲーターを務めたすみだ北斎美術館の学「芸人」葛飾ふとめ・ぎょろめさん


 ノンフィクションライターの神山典士さんが発表した著書『知られざる北斎』の刊行と関連した一大イベント《葛飾北斎巡礼の旅》の幕開けに際して、スタートアップイベント・パーティーが墨田区の「すみだパークシティ」で開催されました。これは江戸から信州の小布施を巡って作品を残した葛飾北斎にちなんだイベントで、墨田区の山本亨区長の挨拶を皮切りに、司会ナビゲーターはすみだ北斎美術館の学「芸人」葛飾ふとめ・ぎょろめさんが務め、医師の石原藤樹氏による基調講演「人生100年時代 北斎に学ぶ」、金原亭世之介師匠による新作落語「北斎」などが行われました。その他に、関係市町である長野県小布施町、静岡県富士市、そして熊谷市の紹介とともに、北斎について情報共有する機会となりました。熊谷市の富岡清市長からもメッセージが寄せられました。

 江戸時代の主要街道であった中山道の宿場町である熊谷ですが、北斎もこの街道を通じて江戸から信州の小布施へと足を運び、熊谷宿に停泊し、熊谷の人々と交流を深めたのかも知れません。
 現在、新たなるジャポニスムとして世界各国から日本文化が注目を集めています。その原点となった19世紀の欧米における日本美術の流行に目を向けますと、そこで果たした北斎芸術の意義は大きく、欧米の画家たちに多くの影響を与えたことがわかります。
 また、このジャポニスムの中にあった後期印象派の画家に感銘を受け、研鑽を積んだ画家に熊谷出身の森田恒友がいます。彼の存在からは、北斎から西欧を経て熊谷へという美術史の系譜を振り返ることもできます。
 《葛飾北斎巡礼の旅》が地域活性化に向けたコンテンツの一つとなることを期待するところです。また来年においても主催者の北斎サミットジャパン委員会を中心にイベントが計画されています。



詳細は《北斎巡礼の旅》特設サイトをご覧ください。
https://www.hokusaijyunrei.com/





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