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熊谷出土埴輪の表紙2 [はにわ関連グッズ]

 前回に引き続き、表紙に熊谷出土埴輪の使われた図書の紹介です。
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写真1「短甲を付けた武人埴輪」を表紙に使用
『特別展観 はにわ』東京国立博物館 昭和48年(1973) 
 国内の埴輪を網羅した展覧会の図録です。表紙の「短甲を付けた武人」「踊る男女」「馬」などが掲載されている。短甲を付けた武人については「顔の表情が実に写実的で他に見られない端正な容貌をしている。眉は元を太く先に従ってやや細く肉づけし、目や口もとに縁を軽く肉づけした盛りあがりがみられ生気が感じられ、彫刻的な神経の細やかさがうかがわれる。」と解説している。

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写真2「上中条出土の短甲を付けた武人埴輪と馬」を表紙に使用
『科学大観 人類特集』第23号 昭和35年(1960) 世界文化社
 科学の諸分野の紹介をする画報で、本号は人類学の分野と研究の状況を一般に紹介している。表紙の説明では特に埴輪の出土地を断っていないが埴輪の特徴から熊谷出土の表記の埴輪である。説明は簡単で「昔から現代までの人間を知るための資料となるもの」とある。当時最先端の「テレビ」と「アフリカあるいは南洋民族の盾」「埴輪」「兜」とともに時の流れ時間を表す「時計」が中央に置かれており、広大な世界と悠久の時間を表わすかの印象を受ける。

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