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リトグラフ・木村光佑「倭国礼讃」 [古墳時代]


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 江南文化財センターに新たに埴輪関連の美術作品が収蔵されました。それはカラフルな色彩に富むリトグラフ「倭国礼讃」で、版画家の木村光佑氏が制作した作品です。木村光佑(きむら こうすけ、1936年5月24日[1] - )は 日本の版画家・彫刻家・作家・画家として知られ、国際的な美術絵画展やビエンナーレなどで活躍し、京都工芸繊維大学名誉教授(第9代学長)として後進の育成を進めています。
 「倭国礼讃」の各所には古代の美術作品と称するに相応しい埴輪や土器が描かれています。熊谷市の野原古墳群で出土した「踊る埴輪(男女像)」をはじめ、画面左側には「笑う埴輪」として知られる群馬県の赤堀茶臼山古墳で出土した埴輪(東京国立博物館所蔵)、画面右側には群馬県太田市由良に出土した「盛装男子埴輪」(東京国立博物館所蔵)、上部左側には世界遺産となる沖ノ島の7号祭祀遺跡から出土した「金製指輪」(宗像大社所蔵)、上部右側には長野県の曽利遺跡で出土しその形状が極めて特徴的な「蛇頭半人半蛙交合文深鉢」が描写されています。また、背景には神戸市の桜ヶ丘遺跡で出土した「桜ヶ丘銅鐸」に描かれている人物や動物など、象形文字の原型に似たユーモラスな絵図が配置されています。総額され、横55cm×縦62.5cmのサイズです。
 このリトグラフは、江南文化財センターの展示室にて展示されていますので、お越しの際はどうぞご覧ください。


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