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聖天山の力石 [近世]

 前回、本編で中条中島明神社の力石を取り上げましたが(6月8日掲載)、聖天山にも力石があるので紹介します。大師堂の傍らの茂みに2個のやや扁平な卵形石で並んで据え置かれています。それぞれ60cmから70cm近い大石で、片面に銘文が彫られています。右側は「三十八貫(約143㎏)」とあり、左側は「五ッノ内  四十二貫(約158㎏)   勝□□. コジマ 十平. 佐太郎. □□□. 玄太郎. 藤太郎. 庄蔵. 七蔵」と人名まで記されています。この石を持ち上げることのできた猛者である妻沼の小島地区の7名が奉納したと思われます。人名から明治期のものでしょう。聖天山には土俵があり、かつては奉納相撲も行われたようです。
 ※江戸時代の1貫は3.75kgに当たる。
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左34貫(127.5㎏)、右38貫(142.5㎏)
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