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力石 [近世]

 上中条の中島明神社の境内に一抱えもある卵形をした石が二個ほどあります(写真1)。半分ほど地中に埋もれているところを見ると長い間この状態のまま放置されているようです。普通の石ではなく何かいわくがありそうです。この石については聞き漏らしてしまったのではっきりしたことはわかりませんが、「力石」ではないかと考えています。同様な石が「あばれみこし」で知られた葛和田大杉神社境内にあります。この石(写真2の左側)には「天明八年戊申年 三四貫匁 今村氏」の銘が彫られており、石の重さや寄贈者か持ち上げられた者の姓が刻まれており、「力石」であることがわかります。
 力石を持ち上げることができれば一人前と認められたことや、神輿を担ぐため日々の鍛錬に利用したり、氏子たちの力自慢に使われていたことなどが語り継がれています。市域の力持ちは大勢いたと思いますので、このような「力石」は他にも残っているのではないかと思います。参考:高島愼助2007『埼玉の力石』岩田書院
 ※江戸時代の1貫は3.75kgに当たる。
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写真1 中島明神社の力石と思われる丸石(横幅約55㎝)、持ち上げられませんでした。

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写真2 葛和田大杉神社の力石。左34貫(127.5㎏)、中54貫(202.5㎏)、右38貫(142.5㎏)
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高島

四日市大学にて体育史学の立場から力石を研究する者です。熊谷市文化財日記に記載の上中条の中島明神社の住所または地図を御教示下さい。takashim@za.ztv.ne.jp
by 高島 (2017-06-08 15:36) 

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