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きかは便郵112 [きかは便郵]

熊谷地域の昔の絵葉書紹介112回目。今回は、熊谷堤の桜です。
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「熊谷堤の櫻」と印字された包紙に入れられた8枚組の写真です。8枚中2枚は、以前きかは便郵5ときかは便郵22で紹介しています。
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荒川堤の脇に商店が並んでいます。堤の上には「中村寫眞館」「御料理 清乃家屯店 熊谷墨江町」「■■小間物 三井家」の看板が立てられており、堤下には高札が掲げられています。
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右側堤の斜面の階段には小さな鳥居が5本建てられており、和服を着た花見客が写っています。鳥居の先の左手には、瓦葺の建物が写っており、祠のような建物が堤の上に建てられていたようです。
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堤の上には、「太田屋」「中村寫眞館」と書かれた木製のボンボリが立てられています。写真右下には、桜堤と並行して走っていた秩父線または高崎線のレールが写っており、線路際の桜堤で撮影されたものと思われます。
写真の下には、「熊谷堤の櫻(内務省名勝保存指定)」と印字されています。

この葉書の製作年代ですが、
1.宛名面上部の「きかは便郵」は、昭和8年(1933)年2月15日以前の書き方
2.宛名面通信文記載範囲が1/2は、大正7年(1918)3月1日以降
3. 内務省から名勝の指定を受けたのは大正12年(1923)で、大火で焼失したのが大正14年(1925)
以上のことから、この絵葉書は、大正12年~大正14年の間に製作されたものと推測されます。

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