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きかは便郵109 [きかは便郵]

昔の熊谷地域の絵葉書紹介109回目。今回は、「有限責任熊谷信用組合」です。
saisin.jpg
石造(?)2階建ての四角い建物で、屋上には「信」の文字を意匠化した組合章が掲げられています。2階部分には、柱頭の渦巻き飾りが特徴の古代ギリシャ建築イオニア様式を模した柱の意匠が特徴的です。
shashou.jpg組合章
熊谷信用組合は、明治33年(1900)に公布された産業組合法によって、熊谷市大字熊谷2802番地(現:熊谷市本町1丁目130番1)に設立された協同組合です。昭和22年(1947)には、熊谷・浦和・大宮・川越・秩父・本庄・行田・羽生・加須信用組合により埼玉縣信用組合が設立され、市街地信用組合法により認可され、昭和26年(1951)信用金庫法に基づき、埼玉縣信用金庫となっています。
本店営業部が置かれたこの建物は、戦後建て替えられ、現在さらに新しい建物を建設中です。

この葉書の製作年代ですが、
1.宛名面上部の「きかは便郵」は、昭和8年(1933)2月15日以前の書き方
2.宛名面通信文記載範囲が1/2は、大正7年(1918)3月1日以降
3.熊谷信用組合は、明治33年(1900)設立で、昭和22年(1947)まで存立。
以上のことから、この絵葉書は、大正7年(1918)~昭和8年(1933)の間に製作されたものと推測されます。
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