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きかは便郵107 [きかは便郵]

昔の熊谷地域の絵葉書紹介107回目。今回は「今井旅館」です。
今井旅館は、高木神社参道脇の本町中山道(本町三丁目)に面して建てられていた老舗旅館です。昭和20年の熊谷空襲で焼失し、その後建てらえられましたが平成8年に廃業しています。
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木造2階建て、瓦葺の建物で、玄関脇には「今井旅館」の看板が掲げられています。玄関前には3台の人力車が待機しています。写真下には「中仙道熊谷町 今井旅館 電話熊谷九番」と印字されています。
本絵葉書は、今井旅館で配られていた3枚セットの絵葉書の1枚で、他の2枚は、今井旅館の内部と熊谷寺が写されています。
この他の旅館としては、本町三丁目に「松坂屋旅館」「布施田旅館」、熊谷寺大門に「田島屋旅館」がありました。

この葉書の製作年代ですが、
1.宛名面上部の「きかは便郵」は、昭和8年(1933)年2月15日以前の書き方
2.宛名面通信文記載範囲が1/2になっていることから、大正7年(1918)以降。
以上のことから、この絵葉書は、大正7年から昭和8年の間に製作されたものと推測されます。
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福島 利方

松坂屋旅館について関心を持っております。昔のことですが、母から親戚であると聞かされました。また叔母さんが仲居(?)として働いていたやに聞いております。現在、どこに所在しておるのか、移転後の消息をご存知でしたらお教え願います。
by 福島 利方 (2019-04-24 12:30) 

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