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前中西遺跡出土瓶20 [瓶]

前中西遺跡出土の瓶の紹介20回目。今回は「カルピス」瓶です。
karupisu.jpg
肩の部分に「カルピス」「CALPIS」、底部側面に「正550ml」とエンボスされています。
白いキャップが付けられており、上面にパナマ帽をかぶった人物のロゴマークがエンボスされています。器高27cm、口径2.6cm、底径6.8cmを測ります。
karupisu3.jpgキャップ拓本
「カルピス」は、酸乳をベースにした日本初の乳酸菌飲料で、1919年(大正8)ラクトー株式会社から発売されました。1923年(大正12)カルピス製造株式会社に商号変更され、その頃より、パナマ帽を被った男性のロゴマークが採用されました。
このロゴマークは、「国際懸賞ポスター展」で、3位を受賞したドイツ人デザイナーのオットー・デュンケルスビューラーによる作品を使用したもので、平成元年まで使用されていました。

ちなみに、社名は、「カルシウム」とサンスクリットの「サルピス」(熟酥(じゅくそ):五味の一つ:牛乳を精製する過程における五段階の味、乳味・酪味・生酥味・熟酥味・醍醐味)を合わせたものです。

以前籠原遺跡出土瓶1で紹介した戦前のカルピス瓶を紹介しましたが、今回の瓶はキャップがプラスチックになっていることから、戦後のものと判断されます。
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