諏訪木遺跡出土青磁1 [中世]
現在整理作業を進めている、昨年度調査した市内諏訪木遺跡より出土した青磁(坏)破片紹介します。
この青磁は、中国南部の福建省の同安窯系青磁と呼ばれるものです。釉は黄色味を帯びた緑色に発色し、内面見込みに、櫛状工具によるジグザグ文様(電光文)を施すものが特徴的です。
時期は12世紀中から13世紀(南宋)。
この同安窯の青磁の生産は13世紀に入ると途絶えてしまいますが、浙江省の龍泉窯では南宋・元・明代と生産が続き、世界の至宝とも言われる青磁の名品を生み出しています。
日本の戦国時代末期(信長の晩年)の茶会に「珠光茶碗」と呼ばれる唐茶碗が用いられていますが、この「珠光茶碗」が同安窯系青磁と推測されています。その後日本では、秀吉の時代になると井戸茶碗などの高麗製品、16世紀末になると国産の桃山茶碗が茶会に用いられるようになります。
この青磁は、中国南部の福建省の同安窯系青磁と呼ばれるものです。釉は黄色味を帯びた緑色に発色し、内面見込みに、櫛状工具によるジグザグ文様(電光文)を施すものが特徴的です。
時期は12世紀中から13世紀(南宋)。
この同安窯の青磁の生産は13世紀に入ると途絶えてしまいますが、浙江省の龍泉窯では南宋・元・明代と生産が続き、世界の至宝とも言われる青磁の名品を生み出しています。
日本の戦国時代末期(信長の晩年)の茶会に「珠光茶碗」と呼ばれる唐茶碗が用いられていますが、この「珠光茶碗」が同安窯系青磁と推測されています。その後日本では、秀吉の時代になると井戸茶碗などの高麗製品、16世紀末になると国産の桃山茶碗が茶会に用いられるようになります。
2016-11-11 08:41
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