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籠原裏遺跡出土瓶1 [瓶]

現在、発掘調査のため、籠原裏遺跡の表土剥ぎ作業を行なっています。
調査区内からは、古墳が2基程確認されていますが、攪乱中より、ガラス瓶が数点出土しています。今回は、その中の1点「カルピス瓶」を紹介します。
IMGP6013.jpg
「カルピス」は、酸乳をベースにした日本初の乳酸菌飲料で、1919年(大正8)ラクトー株式会社から発売されました。1923年(大正12)カルピス製造株式会社に商号変更され、その頃より、パナマ帽を被った男性のロゴマークが採用されました。
ちなみに、社名は、「カルシウム」とサンスクリットの「サルピス」(熟酥(じゅくそ):五味の一つ:牛乳を精製する過程における五段階の味、乳味・酪味・生酥味・熟酥味・醍醐味)を合わせたものです。
瓶には、肩の所に「TRADE MARK」とロゴマーク、底部側面に「スピルカ」のエンボスが入れられています。サイズは高さ22.5cm、底径6cmです。
bin1.jpg
↑は、ロゴマークの拓本です。
この瓶の製作された詳細な年代は、わかりませんが、「スピルカ」と右横書きに記されており、戦前のものと推測されます。


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